ドッグクラブは生後90日を目安に社会化期を設け、情緒の安定を育みます。

「幼いうちにわが子に迎えたい…」そんな飼い主さまの思いは理解できますが、子犬にとって社会化期は性格や土台を育てる重要な期間です。
ここでは、わたしたちが取り組む、社会化期についてご説明します。

社会化とは、子犬が視覚や聴覚、嗅覚などを通して様々な刺激に慣れ、生活環境に適応する能力を身につける、子犬にとって重要な期間です。

この重要な時期は「社会化期」と呼ばれ、生後3週齢から12週齢頃までの短い期間を指します。この時期にあらゆる刺激に慣れておくことで、成犬になっても過剰に反応しにくくなります。

社会化期に、人や他犬、車や掃除機、病院の処置など多岐にわたる経験を積ませることが、犬の健全な成長につながります。

わたしたちドッグクラブでは、生後57日以後というルールより遥かに長い、生後90日を目安にお渡ししています。その理由は、子犬の将来を考えると、どれだけ社会化期が重要であるかを実感しているからです。

(多頭飼いファミリーの場合は早めに引き渡しをする場合もあります)

小犬達  〜優しい音色に包まれて〜

生後12日目のジャーマンシェパードの小犬達です。

シェパードは赤ちゃんの頃は真っ黒なのですが、とても毛艶やの良いお子様達です。

BGMを流しながらナデナデしています。穏やかな子達に育ちますように。

(犬舎では528HzのオルゴールCDを24時間流しています)

当犬舎では、子犬たちが心身ともに健康に成長できるよう、家族全員が愛情をもって接しています。

ファミリーで運営していることもあり、子どもたちも日常的に犬と関わるので、犬たちは、人との触れ合いを自然に学べる環境です。それにより、子犬は子ども嫌い、女性に強く当たるなどの行為が圧倒的に減少します。

また、外での自由な運動や遊びを通じて、他犬との関わり方やさまざまな音や場所に慣れる経験を積ませています。

社会化トレーニングは社会に出るまでの「予行演習」と考えています。

この期間をきちんと設けられなかった犬は、攻撃性をともなうことがあり、最悪の場合人に危害を加えてしまい、犬が殺されてしまうケースもあります。

社会化トレーニングは社会に出るまでの「予行演習」と考えています。

この期間をきちんと設けられなかった犬は、攻撃性をともなうことがあり、最悪の場合人に危害を加えてしまい、犬が殺されてしまうケースもあります。

そこまでのケースはレアケースとしても、他人へ吠えかかったり、咬んだりして飼い主が飼育を放棄することは少なくありません。

これらは、犬が悪いのではありません。犬を飼いきれなかった人の責任なのです。

わたしたちはこういった最悪の事態を引き起こさないためにも、重要な社会化期を責任をもって育てています。

社会化期が過ぎても、犬の社会性を育むことは重要です。特に成犬になるまでは継続して取り組み、その後も一生続けていくことが理想です。

私たちドッグクラブでは、家族として迎え入れた犬が安心して暮らせるよう、飼い主様にも具体的なアドバイスをお伝えしています。どんなご相談もお気軽にお寄せくださいね。